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2014.11.18

★祝“重要文化財決定”!「名古屋市役所庁舎」&「愛知県庁本庁舎」

◆「文化の日」に一般公開

 この度、『名古屋市役所庁舎(竣工:昭和8年。地下1F/地上5F)』と『愛知県庁本舎(竣工:昭和13年。地下1F/地上6F)』の両庁舎は、“重要文化財に認定”されることが決定しました。当該庁舎は、これまでも定期的に「一般公開」されていましたが、今回の「認定」決定を受け、改めて「文化の日(11月3日)」に一般公開されたのを機に、筆者も早速、見学に赴いた次第です。

◆市庁舎の眼前に「金鯱を抱く名古屋城」

 前者の「名古屋市庁舎」は、普段は未公開の「正庁(5階。儀式・式典時に使用。格天井:ゴウテンジョウ)」や「貴賓室(4階)」の他、円形の「議場(2・3階。市会の本会議場)」の傍聴席にも着席し、ゆっくり見学できました。両庁舎は、共に所謂「オフィス」であり、日常、地方公務員の皆様が執務されている現役の事務所の為、当然ながら、すべての室内に入室することは不能です。

◆プラモデルになった「愛知県庁本庁舎」

 一方、後者の「愛知県庁本庁舎」は、重厚感のある建物で、市役所庁舎と比較すると《より城郭的な色彩が濃い(同庁舎案内)》ものになっています。県庁本庁舎内の「貴賓室」や「知事室」の室内は広く、厳かな雰囲気でした。因みに、接着剤不要で組み立てられる当該庁舎の「プラモデル(縮尺1/500スケール)」がすでに市販されており、完成後は「貯金箱」になるようです。両庁舎は、いずれも、《洋風建築の躯体の頂部に城郭風の屋根を載せた、日本趣味を基調とした近世式の建物(所謂、帝冠様式)》で、《名古屋城との調和にも配慮したデザイン(両庁舎案内より)》となっています。尚、当日(11/3)、庁舎外では種々のイベントも催され、大勢の人々で盛況でした。わが街の「身近な文化財」を肌で感じることができ、心も満たされた感がありました。すでに立冬(11/7)も過ぎ、季節感が少し遡及して恐縮ですが、見学当日は、晩秋の冷たい風が吹く中、まさに“行列のできる重要文化財庁舎”でした。

【ご参照】

●ブログ記事(2009/3/16日付)
 :『文化的価値の伝承を考える』。
  URL http://www.jsbb.jp/sj/220/