2013.02.22

《提言》消費増大に繋がる「非正規労働者の賃上げ」は“デフレ脱却＆格差是正”にも直結するのでは

◆安倍首相の「経団連への賃上げ要請」はピントズレ

　前首相就任時とは異なり、現在、安倍首相は精力的に行動し、その動向をマスコミも日々注目した報道となっています。先日、安倍首相は、経団連等の経済団体に「賃上げ要請(2/12)」をしましたが、やんわりと流されていました。なぜなら、「要請」しかできないからです。しかし、本当に賃上げが必要なのは、正社員よりも“非正規労働者”です。非正規労働者なら、「最低賃金の引き上げ」で対応できるのです。また、それは社会問題となっている“格差是正”にもなるのです。経済的に賃金が直接消費に繋がる「非正規労働者の賃上げ」は、経済の活性化をもたらすことになるのです。安倍首相には、“社会と経済の本質”を見て臨んでいただきたいと思います。