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2012.12.15

“国内製造業の海外流出(空洞化)”の最大要因は「厚生労働省による労働規制強化」

◆“製造業空洞化”の主要因は「厚生労働省」

 “製造業の空洞化”が加速しています。その要因は、概ね「円高」と思われていますが、実際は「厚生労働省による労働規制の強化」にあるのです。国内製造業は、外部人材の活用により「ローコスト・オペレーション」で国内の事業を維持していたのは否めない事実です。それを、厚生労働省の規制強化により、“海外移転”に踏み切らせたのもまた明白な事実です。そうした仕打ちを自らした上で、政府は改めて“雇用を確保する”などと、まるで手の平を返して、今頃アピールしているのです。政府には「雇用」に関して、本当に真剣に論議していただきたいと思います。今の経済状況下で、「日本に何が必要なのか」を考えて取り組んでもらいたいのです。「雇用が消滅するのか?」、あるいは「格差はあっても、雇用を確保するのか」。この二者択一が、政府や厚生労働省には求められているのです。