2013.11.12
雇用の不安定や格差を“雇用の多様化”として片付けていいのか?
◆非正規労働者すべてが自ら望んでいる訳ではない
自公連立政権下における「日本経済再生本部」は、雇用不安や格差のある非正規労働者を切り捨て、「多様な働くき方」として、多数の非正規労働者が自ら望んでいるかの如く論議し、規制緩和を訴えているのです。確かに、非正規労働者としての働き方を望んでいる労働者もいるでしょう。しかし、非正規労働者から脱出し、正社員として働きたい労働者も決して少なくないのです。“雇用不安や格差”には見向きもせず、ただひたすら「多様な働き方」は重宝といわんばかりに発言している政治家や有識者の見識を疑うばかりです。
Category:労働契約法