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2016.06.09

2016年 厚生労働省が「平成27年度ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数」を公表!

◆“労働条件の相違”に係る申出等

 この度、厚生労働省は、「平成27年度ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数」を公表(6/8日付)しました。
 当「公表」によると、平成27年度の件数は、対前年比で10.7%減少していますが、その上位3つの事項は、(1)「賃金に関すること(24%)」、(2)「就業時間に関すること(19%)」、(3)「職種・仕事の内容に関すること(13%)」でした。

◆「求人票の内容が実際と異なる」件数は36%

 上記の申出等のうち、「求人票の内容が実際と異なる」件数は、3,926件(36%)ありました。そして、是正指導の結果、「求人票の内容を変更」が33%(1,293件)、「求人票に合わせ労働条件等を変更」が18%(709件)ありました。こうした実態に対応する為、厚生労働省は、今夏以降に本格的な議論を開始し、《『職業安定法』に懲役刑や罰金等の罰則規定を設けること等を検討し、規制強化する方針》と報道されています。詳細は、下記URLをご参照ください。

【ご参照】

◆厚生労働省『平成27年度ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数を公表します』
 URL http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000126598.html
◆虚偽の求人に罰則検討 厚労省、近く報告書
 (2016/6/3日付:日本経済新聞Web刊記事)
 URL http://www.nikkei.com/article/DGXLZO03153580S6A600C1EE8000/