2013.05.22
2013年アベノミクスによる「限定正社員」とは都合のいい“契約社員”に過ぎない
◆アベノミクスの「限定正社員」
2013年、政府の規制改革会議にて、“限定正社員”が論議されています。「限定正社員」とは、勤務地や職種・職務が限定的で、期間の定めがなく雇用する社員のことを意味するようです。その勤務地や職種等が限定の正社員である為、事業所の正社員であれば、転勤は無いということになります。ところが、それに反し、当該事業所が閉鎖になれば、解雇とならざるを得ないのではないでしょうか。これは、まさに2013年に施行(4/1日付)された契約社員を対象とした『改正労働契約法(有期労働契約)』に対する“経営側の対抗策”と言えるのではないでしょうか。
◆『改正労働契約法』とは
有期労働契約を長期に亘って反復更新した場合、無期労働契約に転換させること等を法定することにより、労働者が安心して働き続けることが可能な社会の実現を図ることを目的とする改正法です。
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