2015.07.01

2015年の労働者派遣法改正の審議停滞に苛立ちを見せる派遣先企業や人材派遣業界

◆派遣先企業の注目点は「改正内容」から「成立日と施行日」に

　2015年の「労働者派遣法改正案」は、過日、衆議院を通過し、参議院に送られました。しかしながら、「安全保障関連法案」や自民党若手議員の文化芸術懇話会（勉強会）によって与野党対立が激化し、「労働者派遣法改正案」の審議が停滞しているのです。それにより、派遣先企業や人材派遣業界は、当該法案の改正内容よりも、「成立日がいつになるのか」、そして「9月1日付の施行が困難になるのでは？」と、苛立ちを見せてきているのです。そして、残念ながら、その影響は、「派遣先企業による契約解除」を促進させることになるのです。