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2012.08.28

《提言》経済界は“付加価値(サービス)の適正化”を目指すべきでは

◆経済界の「低価格路線」が格差の主要因

 バブル崩壊以降の日本経済は、デフレ経済を象徴する「低価格路線」に突き進んでいます。また、これを要因として、“格差”が社会問題となっているのです。なぜなら、バブル崩壊以降の「低価格路線」を支えてきたのは、派遣社員やパート労働者、そして契約社員等の所謂「非正規労働者」です。デフレによって正規社員給与は15%程度下落していますが、非正規労働者の賃金は30%以上の下落をしています。それが、まさに格差の最大の問題点なのです。デフレ経済から脱却するには、非正規労働者の格差是正無しではあり得ないのです。格差社会解消の為にも、経済界にはサービスの適正化が重要になってくるのです。