2016.08.23
2016年「働き方改革」実現の前に政府がすべきは「最低賃金の見直し」なのでは?
◆労働者に働くインセンティブを
2016年、政府は「1億総活躍社会」や「働き方改革」の実現の方針を掲げています。しかし、本当に取り組むべきは、“最低賃金の見直し”ではないでしょうか?「国民の働き方を見直すから働け!」では、絵に描いた餅に過ぎません。なぜなら、労働者へのメリットがないからです。わが国の最大の課題は、「働かないインセンティブ」よりも「働くインセンティブ」への転換が必要なのです。現在の労働者の最低賃金では、労働意欲が沸いてくる筈もありません。働く最大のインセンティブは、「労働者の賃金」なのです。政府には、このことを正しく認識していただきたいものです。
Category:提言