派遣&請負の情報サイト

人材派遣や請負そして厚生労働省(労働局)の最新情報を発信しています。

メニューを開く
メニューを閉じる

2010.07.13

厚生労働省 労働局 “外国人実習生”の一斉実態調査か

◆悪質な労災隠しの可能性

 この度、某地方の労働基準監督署が“中国人実習生の過労死労災”を初認定したことにより、厚生労働省及び労働局による“外国人技能研修生の実態調査”の可能性は高くなったと捉えています。と言うのも、当該中国人実習生の過労死は、“勤務先企業のタイムカード偽装による悪質な労災隠しの可能性がある”とみられたからです。即ち、外国人実習生に対する労災隠しを摘発する為、当局による“一斉実態調査”が実施されるものと想定しています。

◆“外国人技能実習生”は労働関係法令等適用に

 当ブログ記事(下記ご参照)でご紹介のとおり、この7月からは、所謂「改正入管法」の改正、公布(09/7/15日付)に基づき、従来の“外国人研修生”制度は“外国人技能実習生”に移行・変更されており、厚生労働省や労働局の監督下に置かれたことも大きく影響してくるものと思います。従って、実際に「外国人実習生」を利用している各企業におかれては、改めて「労働基準法」の遵守を徹底することが肝要と考えます

【ご参照】

●当ブログ記事(10/7/1日付)
 :『外国人研修生 技能実習生の“賃金問題”は社会問題に』
●当ブログ記事(10/1/12日付)
 :『改正入管法 在留資格「技能実習」の新設で労働関係法令等適用に』