2016.07.29
「最低賃金の引き上げ」は“賃金格差是正”にはならない!最低賃金の引き上げは単なる低所得者対策である
◆「最低賃金の引き上げ」に関して“政府の格差是正発言”に疑問
厚生労働省(中央最低賃金審議会)にて、2016年度の最低賃金(全国平均)の「時給24円引き上げ」とする“上げ幅3%”に対して、政府は“賃金格差の是正”であると、いかにも誇らしげな発言に疑念を抱きます。なぜなら、最低賃金の引き上げでは、格差是正にはならないからです。正しく言うなら、「低所得者対策」と発言すべきなのです。また、野党も保育士や介護士の賃上げを求めていますが、しかし、本当に「賃上げ」が求められているのは、現在、最低賃金で働いている低所得者ではないでしょうか?
【ご参照】
●ブログ記事(2016/7/27日付)
:『2016年 厚生労働省(中央最低賃金審議会)の最低賃金の審議内容には落胆!“構造改革は何処へ”』
URL http://www.jsbb.jp/sj/35736/
Category:社会情勢