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2010.10.21

出稼ぎ日系人を悩ます“年金問題”は日系人が理解できる法制化を

◆“ファジーな年金”は日系人を悩ます

 国内の“労働力不足”を背景に、バブル崩壊以降、金融不況で多少減少したとは言うものの、日系人(ブラジル・ペルー・フィリピン)等の労働者が増加してきています。しかしながら、日本の「年金制度」は、官のご都合主義で日系人を困惑させているだけです。永住または永住希望の日系人は日本人と同様扱いでいいのですが、“出稼ぎ日系人”にとっては不合理極まりない制度と言わざるを得ません。
 現行制度では、貰えない年金を掛け続け、帰国後に「年金機構」に連絡して資料を取り寄せ、日本語の書類を書いて解約する必要があるのです。その手続きがままならず“泣き寝入り”している日系人も多いと聞きます。また、年金加入期間にもよりますが、解約しても数十%は戻って来ないのです。同じ日本人としておかしくないでしょうか。ご都合主義で労働者として使用し、年金を強制徴収の上、難しい手続きをさせて数十%の“ピンはね”。これが日本の現状なのです。