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2013.09.09

2013年 厚生労働省が産み出した“新たな雇用難民(日々紹介で働く労働者)”をどう解消するのか?

◆派遣法再改正でも「日雇い」から抜け出せない

 2012年の『改正労働者派遣法』施行により、日雇派遣は原則禁止となりました。当該法改正以降、日雇派遣で働いていた労働者は、更に過酷な「日々紹介」で働かざるを得ない状況に追い込まれたのです。改正政令で所得制限が設けられたことにより、収入のある富裕層は「派遣」に、そして収入が少ない人は「日々紹介」へと、色分けされたのです。また、「日々紹介」の需要は日雇派遣に比して少なく、雇用条件は最低賃金そのものなのです。日本国憲法で保護されている「職業の自由」が奪われているのではないでしょうか。それとも、派遣とは異なって、賃金についても把握が困難となり、見捨てられてしまったのでしょうか。政府や厚生労働省は、「日々紹介」で雇用保険にも加入できない労働者の救済も、決して忘れないでいただきたいのです。