2013.09.26
2014年の派遣法改正は労働者を派遣に固定して本当に雇用の安定になるのか?
◆労働者を派遣に固定して本当に改革なのか?
2014年の労働者派遣法の改正案は、無期労働者の無期派遣を可能にしています。それは、労働者派遣法の原則である「派遣はあくまで短期的・一時的雇用」、「常用代替防止」を真っ向から否定し、労働者を派遣に固定することにより、雇用の安定を図るものです。常用代替を認める内容なのです。長期派遣が可能であった「政令26業務」に従事する労働者の「常用化」に過ぎないのです。今回の派遣法改正案が、派遣労働者の要望に合致するか否かは、甚だ疑問が残るのです。
Category:労働者派遣法