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2010.10.22

今臨時国会 “派遣法改正論議”に伴う派遣先のリスク

◆派遣法改正論議のいい加減なマスコミ解説

 今臨時国会にて『労働者派遣法改正案』の審議は目前に迫ったと捉えていましたが、現状は停滞中です。派遣先企業は、マスメディアの報道や解説に十分注意を払っていただきたく思います。今回の派遣法改正は、“みなし雇用”や“均衡待遇”が含まれ、“派遣労働者の保護”がより鮮明となった改正案になっています。マスメディアを通じた解説で、多くの派遣労働者がその内容を曖昧に把握し、歪曲して主張されることになるのが、派遣先企業にとって最大のリスクになるのです。例えば、“みなし雇用”を中途半端に理解して「派遣法違反だから、即、直接雇用すべき」とか、均衡待遇に関しては「正社員との賃金格差分を支払え」等のリスクが潜んでいるのです。これらは労働問題に直結します。派遣先企業はきちんと理解され、リスク回避に努めていただきたいものです。

【ご参照】

●ブログ記事(10/3/24日付)
 :『派遣法改正 「みなし制度(労働契約申込みみなし制度)」とは』
●ブログ記事(10/4/1日付)
 :『派遣法改正 “均衡待遇”とは』