2018.06.13
契約社員の手当や通勤交通費は正社員と均等待遇になっていますか?
◆「不合理な待遇格差」は今後の労務トラブルの焦点に
正社員と非正規労働者との「処遇格差」を争った裁判に関して、この度、最高裁判所は「不合理な処遇格差」について判決(6/1)しました。当判決事案のみならず、現実社会では、これまで正社員と非正規社員との「待遇格差」が大きな社会問題と化しており、今後、全国各地にて「労務トラブル」の発生に伴う裁判が多くなると思われます。そして、「同一労働同一賃金」の法制化を前に、この「最高裁判決」が判例法理として大きな効力を発揮し、とりわけ「処遇格差」が大きい大企業の人事・総務・労務の各部門においては、格差是正対応の機運がより一層高まるものと予測します。そして、各企業においては、「処遇格差」の是正が喫緊の課題となるでしょう。
【ご参照】
●ブログ記事(2018/6/4日付)
:『「同一労働同一賃金」の法制化を前に最高裁の判決にて「同一労働同一賃金」は実質法制化へ』
URL http://jsbb.jp/news/cate03/42747